2006年2月27日 (月)

YLセミナー「東アジアの金融協力」

土曜は久々にYLの集まりを開催。

今回は昔から親交のある青山TGセミナーと共催ということで、表参道ヒルズのすぐ近くの会場をお借りした。内容は、アメリカで勉強しているノリの友人でもある、Heon Joo Jung氏による「東アジアの金融協力」について。英語での議論は初めての試みだったが、意外に盛り上がってまずまず安心だった。

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彼の発表は非常にアカデミックであり、金融に関わる地域協力を幾つかの層に分けてメリット・デメリットを明確に説明してもらった。新聞のように単に各国の動向やら思惑だけを追うのでなく、まずは構造的な所に焦点を当てていた。

この分野は、自分もアジアの経済連携について書いた本の中で触れていたので非常に関心の高い点でもあった。特に最近もヘッジファンドがアジアに投資を拡大していたり、域内での貿易が活発になるほど、金融協力の必要性が高まっている。

今回も幹事ということで、会場案内等で残念ながら発表の全ては聞けなかったのだが、分野の興味深さと合わせて久々の英語の議論が非常に刺激的だった。TGからはMBA系の人たちも出席していたので皆英語は流暢だったように聞こえた。その後はそのままみんなでピザパーティ。非常にリラックスできる空間で、かつ効率的だった。ちなみに帰りに寄った表参道ヒルズは、高そうで小ぢんまりとした店が窮屈に並べられており、ほとんど行くことは無いなと確信。

留学時代に苦しんだ経験を思い出しつつ、その努力を0にしないためにも今後も続けて行こうと思う。何しろ最初はクラスで何を話しているのか分からなかったし、何とか質問してみると既に議論は別の問題に移っていて、「こいつは今頃何を言い出してるんだ」という目で見られていた。いやー、きつかった。

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2005年12月 3日 (土)

講義(公債)

最近投稿をさぼっていたが、ややさかのぼって先週の講義について思い出してみる。

まず経済の授業について。

これまで後期は主に財政の話をしてきたのだが、学生は経済の基本的な点を教わっていないためにやはりピンときていないようなのが気になっていた。ということで、ここで公債(国と地方の借金)についてその増加の影響やら、プライマリーバランスとは何か、という点について説明。実は自分も新聞などではサラっと読み流していた点を改めて確認することができた。

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その後、「公債の増加にどう対処するか」という点につき、これまで説明してきた方策の一つを選んでその影響を考えてもらった。その中で、「タバコ税や自動車税といった生活に直接関連する増税は嫌だと」いう感想もあったり、「現状を考えると仕方ないがその負担増分がなぜ必要か、どのように使われるかという点を明確にしなければならない」という鋭い意見もあった。生徒の中に韓国からの留学生もいて、韓国が債務不履行、そしてIMFによる改革が実行されていた時期は本当に辛かったという生々しい感想もあった。日本はかろうじて海外への借金が多いわけではないが、額としては本当に不履行しなくて済むのかという疑問を持ってしまう。

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(相変わらず低い日本の国債の格付け。果たして国内以外で買ってくれる人がいるのだろうか。)

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2005年11月19日 (土)

講義(アメリカの地方債)

昨日も静岡はやっぱり暖かかった。

今回はアメリカの地方債についての講義。これまでアメリカの地方自治から財政面での話をしてきたが、現状の歳入ではやはり賄えないということで債券つまり借金に頼らざるを得ない。そこで債券発行の条件やら種類、市場での流通について説明。最初はアメリカの話から始まるのだが、債券という繋がりで[ライブドアのニッポン放送買収騒動での証券会社の役割][日本の巨額の公債]といった話にまで展開。(やっぱりそちらのが関心が高かった。)

アメリカの地方債の種類としては、期間別、課税別、返済減資別でいくつかに分かれている。そこで重要なのは、非営利的な目的の債券については金利収入が免税となっている点であり、だからこそ民間や家計の保持が日本より圧倒的に多い。また、一般財源(税収)が返済減資となるものは住民投票やらのハードルが高いものの、プロジェクト別のレベニュー債ではそのような障壁がないために発行額が増えている点は日本と似ている。

ちなみに日本では財政法では公共事業以外の債券発行は認めていないものの、特例公債という形で一般財源目的で発行されている債券がひっそりと巨額に上っている。実は1970年代の石油ショックから始まったらしいのだが、今や常態化してしまっている。本当にこれだけ借金が増えてどうするのかと思うが、もう少し構造的に借金増→負担増といったメカニズムを今後見ていこうと思う。

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安保の授業では、いよいよ来週に迫ったディベートの準備に皆で取り掛かる。テーマは結局「首相の靖国神社参拝の是非」と「集団的自衛権行使の是非」という二点。学部生ということで基礎知識の面でやや心配もあったが、とりあえず準備段階では結構活発に議論してくれている。留学生も入ってるし、来週の本番が実に待ち遠しい。

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2005年7月23日 (土)

AU助教授とのインタビュー

木曜の朝は、ワシントンDCから訪日していたアメリカン大学の助教授にインタビューを受ける。

内容は、日本の経済外交について。共通の知り合いから紹介を受けたようで、この春に発表した某党の報告書についてかなり突っ込んだ質問を受ける。

やはり関心は政権との違いであるのだが、彼女はもう少しアカデミックの観点から、空洞化への対応、ODAとの協調、民主化の推進など幅広く質問をしてくる。しかも事前に紹介していた英語の論文なども精読しているし、他にも多くの政策担当者とのインタビューも踏まえている。

一つ面白かったのは、小泉さんが自由貿易協定推進にそれ程積極的でないと役所のインタビューで聞いたとの事。外から見ると、少なくとも姿勢は乗り気に見えるのだが内容の理解が付いていってないので余り語れないのでは、と感じていたのだが。他にも郵政とか国連改革の件で首がまわっていないようだし。この点から、自分達の報告書案にあるような首相がトップの戦略会議に対する懸念を聞かれた。ただ議院内閣制でも大統領制でもリーダーの姿勢は何事にも影響するのであり、それを客観的で正しい判断に導くために、日本の通商政策や地域統合を長期的で包括的な見地から常時分析して提言できる機関が必要と回答しておいた。今回は聞かれるばっかりだったので、次回はワシントン側の見方も教えてもらおうと思う。

1時間半以上にわたり久々に英語でビッチリと議論して、ボキャブラリーが出てこないなぁーと痛感してしまった。

ちなみにその夜は、これも久々にDC関係で気の合う人達と合流して会食。マニアックなDC話で盛り上がる。例えば、日本政策担当者のM.グリーンが近々結婚退職するのではという噂とか。ウケたのは、自分達も良く知っている結構目立つ日系のオジさんがある会議で、いつものようにはりきって質問だか持論だか分からないものをパネルにぶつけた際に、スピーカーのジョン・ボルトン国連大使候補に「その質問は大して重要じゃないから、次。」と無視されたとの話。うーむ。さすがボルトン。

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(写真: Spiegel Online

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2005年7月 8日 (金)

授業(アメリカの経済外交)

今日は現地の駅につくと、いきなりの真夏日だった。

授業前に生徒の夏の予定について相談。どこに旅行に行ったらいいかという事ではなく、インターンについて。国会は見てもらうにはいいんだが、夏は結構ガランとしていて拍子抜けしてしまうかも。それより選挙の可能性もあるってことで、地元の方が絶対に人を欲しがってると思う。とにかく、検討してみることに。

さて、今日はこれまで説明してきた、アメリカの経済外交について冷戦終了前後から現代まで。内容も通商、援助、経済制裁とてんこもり。その中で結局行き着くのが、これらと外交・安保との融合という話。特に今のブッシュ政権になってからは、自由貿易と民主化、安保と貧困の撲滅、武器拡散や人権侵害と経済制裁、といった結びつきがかなり明確に、積極的になっている。そしてこれらが包括されて国家安全保障戦略に併記されているところが分かりやすい。

確かにクリントン政権と違って、ファスト・トラックと呼ばれる通商交渉権を持っていることやテロやWMD拡散抑制が最優先課題として国内のコンセンサスを得ていること、といった点からも進めやすいのかも知れない。しかし経済制裁については、これほど頻繁に行使されているとは想像できなかった。制裁根拠の種類も非常に広く、何と日本も制裁に引っかかっている。1972年にできた海洋哺乳類保護法という法律上、イルカやクジラを捕獲する日本が制裁の対象になった。制裁といっても大戦前の禁輸とか全面的な経済取引停止ということでは決してなく、マグロの取引を規制しますよという内容。

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(2002年3月現在でアメリカに経済制裁を受けている国々が赤で塗られている。) 

通商、援助、経済制裁と、普通に見たら日本が強力に使えそうなツールだが果たして有効に活用されているだろうか。軍事という外交の大きなツールを封印された日本ならば、もっともっと戦略的な行使の仕方があるはずである。

帰り道、空がいつの間にか雨雲に変わり、夕立の中をまたもやずぶぬれで帰る。

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2005年7月 1日 (金)

授業(アメリカの通商政策)

今日もヨロヨロで大学に向かい、講義。

どしゃぶりの中新聞紙をカサ代わりに走るのだが、講義で使おうと思っていた記事が溶けて焦る。

ともかく、通商政策の変遷について説明。

講義の前に先日ニュースになった、「世界貿易センタービルの新デザイン発表」について雑談。前に候補となったデザインもあげながら話してみたものの、皆興味ゼロの模様。

さて、通商政策の変遷について説明。まずは、国際的な高関税競争のきっかけとなったスムート・ホーリー法から自由主義への転換を話す。その後ITOの挫折からGATTの発足、多国間交渉の推移へと。そこでUSTR(通商代表部)の生い立ちやらブレトンウッズ体制の崩壊やら絡めるが、やや内容多かったか。

気になるのは最近やや沈没組が増えてきたこと。自分の経験からも、なぜこんなにと思うほど学生時代は眠くなる。実は会社に入ってからも眠さは取れず、鼻炎のせいで脳に酸素が届いていないのではと手術にまで踏み切るが、トイレでのこっそり居眠りは続いていた。自省を含めて、そこをあえて時間を有効に使ってもらいたい。手っ取り早いのは教師も生徒もスタンディングで授業をすることだが、やや訓練に近くなってしまう。

やはりこちらが興味を高めてやらねば、と思うし、一方で自分達の将来図も見えていない段階で生徒が関心を持てるのかなとも思う。目的意識と達成意欲、大学時代ゼミの先生に教わって唯一覚えている事の重要性がこんな所でも浮かんできた。

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2005年6月25日 (土)

授業(アメリカの援助政策)

今日も暑い中、授業に出かける。

テストも近いせいか、微妙に人数が増えているような気が。今日の内容は「大戦後の経済外交」だが、その中でも特に援助外交に絞る。

改めて調べる前はかすかに名前は聞いたことがあったような、欧州へのレンドリース(武器貸与法)からマーシャルプラン、その後の対外援助法について講義。自分でも「なるほど」と思いながら説明していたのが、マーシャルプランの際に被援助国につけた色々な条件。例えば各国が石油を他国から輸入する際に米ドルを使用させたり、農作物の輸入は全てアメリカからだったり。このような、自国の通貨の国際化や国内で過剰となっていた農作物を戦略的に援助国に回したりと、結構あからさまだけどなかなか言い切るのは大変にも思える。

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(マーシャルプラン被援助国と規模  出典:wps.ablongman.com)

その後国内の政策決定の主導権が議会に移ってやや変わってくる。「アメリカの利益の為に」とはっきり謳って検証も厳しく行っている点は、一貫しないと言われるアメリカ外交の中でもボトムとして抑えている点であろう。日本の援助もアジア諸国に対する「補償」、つまり与える方も受け取る方も当たり前的な感覚から、すぐにでも抜け出さなければ。

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2005年6月22日 (水)

議会調査局(CRS)の先輩

今日は国会で打合せ。

その後、ちょうど議員とアメリカの議会調査局(CRS)の人との面談があったので同席させてもらった。お互い自己紹介しながらすぐ分かったのだが、なんと自分の大学院の遠い先輩だった。結構知人もいたし、本当に"it's a small world"と実感してしまった。

さて、面談内容は日本の自由貿易協定(FTA)について。まさに自分の得意分野で、与野党の方針の違いや今後の動きについて話した。話していて感じたのは、やはりアメリカから見れば日本の農業分野がネックで日米ではFTAの話はできず、それならば積極的な韓国やらASEANと交渉した方が効率的だという姿勢。また一点調べる必要を感じたのは、アメリカの通商代表部(USTR)がFTA交渉を全て仕切っていると思ったが、例えば入管などはUSTRの管轄外だということ。確かにUSTRにはそれぞれ機能別の分科会が多くあり、その分野に入管が入ってないということか。

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Mr.Raymondと一緒に。

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2005年6月19日 (日)

授業(アメリカの経済外交)

金曜の授業はまたアメリカ経済から。

今回は、主に対外関係中心として、1930年代からのアメリカの経済外交の初期について。なぜ1930年代からというと、この時期は大恐慌も経験して政府がこれまでの自由放任主義から経済に介入するようになった転換が見られる。また大戦前のブロック経済への対処や、第一次、第二次大戦もあって主にヨーロッパに対する援助政策など、政府の役割が急務となっていった時期でもある。

その中で、欧州との戦債問題やら、久しぶりに聞いた武器貸与法(Lend Lease)による経過を説明。また戦後の欧州復興のためのマーシャルプランや占領地援助等によって、イギリスから覇権を譲り受け、戦後の国際秩序を構築していく流れを説明しながら、自分自身もアメリカのスケールの大きさに感心。

戦争中にその後の大きなビジョンを描いているだけでなく、それを実行できてしまう能力もすごい。ただし冷戦後はそのプロセスが準備不足であったり、その後も思い通りにいかなかったりと苦労はしているが、自らの「国のかたち」づくりに汲々としている日本と比較すると圧倒されてしまう。

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(欧州の第二次大戦関連でお気に入りのDVD。アメリカのパラシュート部隊がノルマンディー上陸から終戦を迎えるまでを忠実に再現。「プライベート・ライアン」のスピルバークとトム・ハンクスの強力タッグで画像もめちゃリアル。 写真:紀伊国屋オンライン)

来週は戦後の動きを講義予定。ここら辺は余りまとまった資料もなく、散らばった歴史を繋ぎ合わせながらの作業なんで、準備もいつも以上に大変なところ。だが前期講義もあと5回、頑張ろう。

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2005年6月10日 (金)

授業(アメリカの冷戦後経済)

今日も何とか終わった。。

これでアメリカの経済史について計4回で独立から現代までカバーした(つもり)。アメリカの歴史は短いとはいえ、独立からだったら230年ぐらいもある。それをわずか6時間で終わらせるんだから、かなり内容は粗めだった。それでも何とかポイントは抑えるよう努めてきたがどうだろうか。何かしら印象に残ってくれてるとありがたい。

今日は冷戦後から現代までの経済動向について説明。実はこの時代はアメリカ史の中でも最長の好況期であり、何と10年半以上も続いた。ちなみに日本は何年だったか。。ここでは特に民間セクターが経済をグイグイ引っ張るんだが、その中でもやはりITと金融は強い。ただ一方でリスクは切り離せず、「ニューエコノミー」と言われた持続的成長も2000年に入って急激に減速してしまった。そこでこれまで積もってきた構造的課題に取り組む時期が来ている。膨らむ財政赤字と経常赤字、広がる所得格差や教育など課題は多い。

しかし、こんな中でも底堅いアメリカの消費は頼もしい。裏返って貯蓄率の低さはもちろん気になるが、GDP7割をも占める消費が冷えるとどうしようもない。この辺も日本と比較すべきところか。ちなみに、アイスの重量までチェックしてできる限り安いものを買おうとする私は、どこに行っても経済に優しくないでしょう。

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2005年6月 4日 (土)

授業(アメリカの戦後経済)

昨日はいつも通り大学での授業ニ連発でした。

まずはアメリカの経済について、「戦後から冷戦後」までの流れを説明。歴史的にもかなり内容の濃いこの時期を一気に突き進むため、内容は産業毎と政府の役割を追う感じで進行しました。政治面での動きはとりあえずノータッチ。

ちなみにこの時期は、工業については航空機が頑張っているものの全体的に停滞気味、農業は世界的凶作もありやや復活、政府としては自由放任からかなり「大きな政府」に移行していく、という動きです。また注目すべきはサービス産業の成長で、金融や保健・衛生等を含むサービス業のシェア、収支もかなり拡大してきています。中でも特許使用料の国際収支は常に多額の黒字をキープしており、日本との比較が気になるところでした。

なお、昨日は授業の前に時事問題ということで、「ディープスロート」および「ボーイングvsエアバス」について説明。前者はそのまま辞書引くとえらいことになってしまうが、もちろんウォーターゲートのキーマンとしての説明。後者は通商摩擦の話で、これまでの軋轢からWTOに持ち込まれた経緯を説明。最近の話になると、結構意見が出始めて授業後はいくつか素朴な質問を受けました。

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2005年5月20日 (金)

授業(アメリカ経済の生い立ち)

今日は暑いせいか、途中から明らかにバテてきました。

やや意図的にテンションを挙げながら話しているのだが、それももたず最後はレジュメをなぞるような感じに。。

課題の論文のまとめを発表してもらっても、「全然説明できないです。」と生徒はかなり弱気。「文章の初めのほうにポイントがあるから」と教えてあげると、文章を頑張って訳してくれるのはいいのだが「著書の経歴」も訳してくれ始めたので交代。さすがに大変だったか。。確かにForeign Affairsなんて自分も初めて読んだのは社会人を通り越して院生になった時だし。

とにかく、舌も回らなくなりながら完走しました。講義の流れとしては、以下となります。

前回の続きから、「経常赤字、対外債務はリスクじゃない」という論文を説明(趣旨は以下)

  1. 1790年ぐらいからの農業の発達経緯同上
  2. 人口の推移
  3. 奴隷制
  4. フロンティア運動の影響
  5. 繊維工業の発達
  6. 他産業への波及
  7. 経済発展と政府の役割(小さい政府)

    Foreign Affairsの論文ですが、なぜ「経常赤字、対外債務はリスクじゃない」かというと、理由は以下の三つを主張してます。

    1.技術開発・運用をリード – 魅力的な投資先

        (強固な経済基盤を示している)

    2.世界通貨としてのドル – 為替リスク低い

        (ヨーロッパ、日本より安定した・強い成長経済)

    3.国内貯蓄は実際もっとある

        (キャピタルゲイン、401k、家屋資産、将来投資など)

        (海外投資引き上げの際にも十分ヘッジ)

    それより保護主義と孤立主義におちいる方がリスク!

    為替は短期的には安定化のために金利を上げねばとも思うし、国内貯蓄(広義)によるヘッジも短期的なリスクはあると思うが、理論としてはなるほどと思う。

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今週もバタバタと

毎週木曜の夜は授業の予習で遅くなります。

やはり人に教えるには読み込むだけでなくて、流れをしっかり作って理解し易くしないと。

経済の授業では、今回生徒にForeign Affairsの記事(The Overstretch Myth)を読むよう指示したので自分も読んでみるのですが、、、学部の学生には難しすぎるか。内容はアメリカの経常赤字と海外への借金体質を肯定的に分析しているもので、用語も含め経済の基礎知識のない人には大変そうです。うーむ。果たして説明も通じるか、最悪は自分でも訳分からなくなることだな、と心配しつつ寝ときます。

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2005年5月13日 (金)

授業(アメリカの位置付け)

今日も大学で授業を教えてきました。早三回目です。

経済系の授業では「アメリカの世界経済における位置付け」を講義。

国際機関での地位や各地域への経済政策を説明してきました。実は既にやや予定を遅れ気味。。それでも生徒からは「進行が早い」との声。皆ノート取るのに必死なよう。ちょい楽にしてやりたいが、こちらも全てを一人でやっているため手が回っていない。。ま、考えてみるが、本来は授業だけで理解しようと思っちゃいけない。今や調べれば何でも出てくるんだから。

と、いいつつ自分の大学生時代と比べるとみんな実に真面目だなぁ、と感心してます。準備とか思ったより数倍きついですが、何とか皆の誠意に応え続けます。

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