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2007年3月17日 (土)

CERA会議 + 太陽の国へ

前回のヒューストン出張から帰国してしばらく経ち、今はまた空港へ向かうところ。

今回の目的地はバルセルナで、もう少しアカデミックな会議に出席する予定になっている。

世界の工科大学でサスティナビリティについての連携があり、毎年この時期に年次会議が開かれている。去年はバンコクで怪しい宴会があったかと思えば、早一年も経ってしまった。

ということで、ここ数週間を振り返ると、ヒューストンでは石油ガス関連の超大規模なセミナーに出席したり、国内では毎月恒例の上流開発技術の研究会があったり、報告書の作成を進めたりといったところで、週末には海も二回ほど行けた。花粉症も思ったほどひどくなかったが、ヨーロッパでも猛威をふるっているそうで、更に帰国する際には日本ももう少し暖かくなって花粉のピークを迎えていそうなのが恐い。

0702cera (参加費が50万円でも大盛況の会議。2000人はいたらしいのでこれだけで一体いくらの金が動いたのか・・)

さて、ヒューストンの会議は、主にメジャーをはじめとする石油ガス上流企業の技術動向の話を聞きに行ったものの、実は具体的議論は全くなく、それより業界として将来どうなるかのような非常に大きな話に終始した。その中で印象的だったのが、エクソン会長や米エネルギー大臣なんかが温暖化や環境に対して非常に関心を示していた(ふりをしていた)ことである。日本でも新聞で取り上げられていたように、まず彼らがCO2と温暖化の関係について認めるようになってきただけでも大きな変化である。

他には業界としてとにかく人が足りず、とにかく効率化や統合化が急務だということが確認できたのも収穫だった。そしてその取組みの一例として、ハリバートンではデシジョンセンターという意思決定が効果的に行われるような施設も視察してきた。それでも人材面については、みんな口をそろえて「中国を例外として」と前置きするように、中国の勢いは今後も衰えることは無さそうである。

0702halliburton(泣く子も黙るチェイニー副大統領出身のハリバートン。技術も政治力も 世界トップクラスである。)

これらも含めて今回主催のCERA(ケンブリッジエネルギー研究所)では将来シナリオをいくつか構築しており、今後の需給がどう変化するか予測している。ただその中には埋蔵量がどのくらいとかいう点はそれ程注目されておらず、主に国や人々の志向がどう変わるかという点が大きい。注意は喚起しているものの全体としてやや楽観的な印象を受けた。確かに、石油ピークについて研究している自分達でさえ、「結局エネルギー問題は何とかなるかな」とか一瞬思ってしまう点もあったりする。そこを数字や今後のシミュレーションを見てもう少し冷静に見ようとしているが、そもそも埋蔵量自体が不明でそこをどう見るかで意見が大きく変わってくる。

業界としては希望的観測も含めて今後の生産キャパシティに楽観的といった雰囲気が感じ取れたような。今回の出張はもう少し環境志向の強いヨーロッパということで、雰囲気の違いだけでも感じてこれたらと思う。

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