« バンコクの会議・・ | トップページ | 講義(アメリカの位置付け&冷戦後の安保) »

2006年4月17日 (月)

2年目の講義始まる

だいぶ間が空いてしまったが、その後政策空間へ投稿したり大学院のゼミにも通うのと合わせ、地元の大学での講義も再開。キャンパス内ではチアリーダーがデモ演技してたりしてこちらもフレッシュな気持ちになる。

060416_fujisan  (写真:文化庁)

まずは経済の講義ということで久しぶりにややドキドキしながら教室に入ると、今年は更に人数が増えて60人以上が出席。また今年から社会人の聴講生の方もいて、こちらも内容しっかりしなくちゃなとやや気合が入る。

今回はイントロダクションという事で、アメリカ経済の抱える課題について簡単に説明。貿易赤字や国債の増加などについて触れたところ、結構素朴な質問がかえってきた。そこでも社会人は大学生とは知識欲が違うようで、早速文芸春秋のプレストウィッツの記事について指摘された。要はアメリカが大量に国債を発行することで暴落の危機があるのでは、ということ。しかし金融や通貨は必ずどこかで自分のところにも繋がってきており、国債が暴落してドルが急落したら今度は円高となる日本が窮地に陥る。そこの所を無視して97年にも橋本総理が米国債を手放すようなことを口走り、アメリカで厳しいバッシングにあっていた。

その後は安保の講義で、こっちは何故か人数が減って20人ぐらい。教室は去年よりだいぶ綺麗になったのだが、学生は始める前からぐったりという感じ。一応イントロという事で、「総合安保とはなんぞや」という話をすこし。と言いつつ概念が広すぎて明確な定義もはっきりしないのだが。とりあえず大平首相の構想から話してみると、実は冷戦中だった当時と日本の課題は全然減っていないしほとんどが当てはまる。軍事では自助努力、同盟強化、国際環境の構築といった基本に基づき、エネルギー、食料等で自給率を高めるという目標は全く達成されていない。うーむ。それにしても環太平洋連帯構想といい、大平首相もしくはそのブレーンは一般の評価に比べて結構大したものだったな、と再認識。

帰りは生徒に書いてもらったコメントや新聞を読みながら帰京。しかし財政への関心・心配は日米ともに非常に高いものがある。日本なんか今や国と地方の借金合わせて1000兆円超えようとしているんだから当然か。よく覚えているのが自分が留学用のエッセイを書いていた時が666兆円で、その時も返済は絶望的だと思っていたんだが。。

|

« バンコクの会議・・ | トップページ | 講義(アメリカの位置付け&冷戦後の安保) »

外交」カテゴリの記事

コメント

今年一年、授業頑張ってくださいね。

投稿: 凛 | 2006年4月17日 (月) 22時21分

凛さん

ありがとう。
より良い授業をできるよう頑張ります。
自分の為でもあると思いますしね。

投稿: 政 | 2006年4月18日 (火) 08時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106690/9629975

この記事へのトラックバック一覧です: 2年目の講義始まる:

« バンコクの会議・・ | トップページ | 講義(アメリカの位置付け&冷戦後の安保) »