« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »

2006年1月

2006年1月14日 (土)

講義(映像で学ぶ)

年明け一発目の講義は、皆でDVD鑑賞。

学生もまだ休みボケだったし、これまで読んだり話した事を映像でイメージしながら思い出してもらう。

それでこちらとしてはどれを使うか選ばなければならないのだが、前期同様これが結構大変だった。テーマや上映時間の両方が調度良いものはなかなか無いし、合っても中には教育上適切でないシーンとかも出てくるのでとりあえず全て前もって観ておく必要がある。特に経済系は映像にし難いことから映画やドキュメンタリーはほとんど無くて、あっても単調にならないように余計なシーンが細かく挿入されているので困ってしまう。という事で、まずは候補として以下タイトルを観てみる(画像は全てアマゾンから)最後は全くの趣味です。

The Candidate 候補者ビル・マッケイ

0114candidate (カリフォルニアの弁護士が上院議員に立候補して選挙を戦う話。その過程で自分を失う。)

             

Fog of War マクナマラ元米国防長官の告白

0114fogofwar (マクナマラ氏の視点から第二次大戦、フォード時代、キューバ危機やベトナム戦争を回顧している。11の教訓は人生の戦略としても使える。)

             

プロジェクトX 「炎のアラビア 一発必中 油をあてろ」

0114xarabia (サウジのカフジ油田開発をめぐる話。一発必中は奇跡的。今後カフジに継ぐ権益を日本は獲得できるのか。)

プロジェクトX 「起死回生 アラビアの友よ」

0114xarabia2 (オイルショックを経験した日本が石油確保に動く。今まさに同様の戦いが始まっている。)

マネートレーダー 銀行崩壊

0114moneytrader (英ベアリングス銀行を潰したニック・リーソンの自伝を映画化。会社にも監査にもなかなか不正が発覚しない所が意外だった。)

             

マネーゲーム 株価大暴落

0114moneygame (若い証券マンが会社の詐欺に気づく話。映画としては面白そうだが、恋愛とかエンタメの要素が強すぎて講義では使えずと判断。)

             

クリントンの真実

0114clinton (不倫疑惑をめぐるメディアや敵対陣営の工作等を関係者のインタビューを交えて説明。これが不倫問題でなければ興味が湧くのだが。。)

             

Step into Liquid

0114stepintoliquid (色んな国、色んな種類のサーファーのドキュメンタリー。流しとくだけで癒されてしまう。)

             

結果としては最初の二つを経済、安保の授業に使った。

学生の反応は・・・相変わらず不明。まあでも、授業時間が終わってからも皆残って観ていたので興味は持てたのだろうか。自分の経験からも、大学生時代に観た映画というのはかなり印象が高い。特に当時は自らでは絶対選ばないような固い映画が予想外に感動的だったのを覚えている。「12人の怒れる男たち」とか。

今教えている学校は田舎で、国際関係という現場からはかなり遠い位置にある。そこで興味を持ち続けるのが大変ということも良く分かっている。しかも社会にも出てない学生にとってはかなりの想像力が必要だろう。そのような点からも、とにかく自分達が彼らの世界を広げてやっていきたい。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2006年1月10日 (火)

新しい年とこれから

年末年始はあっという間に過ぎ、いよいよ新しい年が幕を明けた。

この間は、恒例の鐘突きを手伝ったり、極寒の中久々の波乗りを楽しんだりすることができた。鐘突きについてはK-1の放送が遅くまであったせいか例年以上に人の集まりが遅かった。ということで、一人で数十回突いて煩悩を少し減らしておいた。

日本に帰ってきてからの正月はこれで二回目となるのだがやはり気になる事が一つ。特に大晦日に感じるのが、チャンネルのどこを回しても「格闘技とお笑い」で席巻されていることである。その年を振り返ることも無く、視聴率競争の結果が今や一大行事となって定着しているのだろうか。このような文化的な側面が社会にどのような影響をもたらしているのかやや気になるところである。その中でもNHK教育とBSでは例年質の高いドキュメンタリーを流してくれているのが嬉しい。どちらも戦争関連で、教育では「ゼロ戦開発の歴史」、BSでは「アメリカはなぜ戦うか」といった内容だった。後者はこれまでのアメリカが絡んだ戦争の歴史を振り返りながらその背景を探った、非常に興味深い内容だった。

その後一旦東京に戻り、一人餅を食べながら資料を読み込む。研究報告の締めはどんどん近づいているものの肝心なデータが集まらず焦るばかり。そんな正月生活の締めくくりは16年ぶりの中学同窓会。幹事が頑張ってくれたおかげで実に100人近くも集まり、五次会まで続く大盛況だった。皆予想以上に昔と変わらず、女性も意外にまだまだ若かった。既婚は当たり前で子供も大きくなっている人たちも多いにも関わらず、予想に反して朝まで語り合うことができた。田舎だからこその本当に多様な生き方をしている奴らも多かった。あえてかどうか名刺も連絡先も交換することは無く、本当にその瞬間の出会いを楽しんでいた。その中で自分に対する少なからずの期待にも触れ、感動するとともに、感謝と申し訳ないという気持ちで一杯になった。そしてその思いは今後の自分の決断に大きな影響を与えていくと思う。

途上国で自分の道を突き進む友人からも久しぶりにメールをもらった。相変わらずの優くて鋭い視点で、更にその広い価値観と世界観を拡大しているようで本当に頼もしい。また恥ずかしいのだが、この読み手を全く無視した、ノート代わりのブログも読んでくれたらしい。そこで自分のことを「いつも何かに頑張っている」と言ってくれた。すごく励みになるのは、「言われる程自分はまだまだ自分を追い込めてない」と甘さを反省させてくれること。そして改めて、「頑張ることは誰でもできる。もっと大事なのはそれが何のためなのか。」という点を思い直させてくれたことである。同級生たちからの言葉が響いたのもこの点だった。焦りと葛藤を抱えつつも、確かな道を進んで行きたい。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »