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2005年10月 5日 (水)

新しく懐かしい道

いよいよ昨日から新しい環境での毎日が始まった。

まずは、既に馴染みの教官と近々の方針を検討し、山ほどの資料をお借りする。これから原油生産データの取得、検証の作業に取り組まなければならないのだが、まずその前に生産プロセス全体を理解する所から始めなければならない。ここら辺はさすがに技術面の内容が多く、現場を見ないで理解するのはやや苦労しそうである。

午後には留学時代の友人の紹介で地方政治を研究している方と会う。地方政治繋がりということで、なぜか留学時からも日本の地方政治を研究している知人と、ちょうど日本で研究を始めたアメリカ人の元同窓も集まる。やはり皆読んでいる資料なども共通しているようで話も弾むが、日本では当分野でしっかりとした専門家やカリキュラムが無いという点も同意。しかし博士号を二つ取ろうとしている人がいるのは驚いた。

その後軽く食事をして一人研究室に閉じこもる。やがてビル全体から人の気配が無くなると、ふと懐かしい気持ちが浮かんでくる。そういえば2年前、DCのオフィスでしばしば夜中まで篭って勉強していた。マックの1ドルメニューで夕食を済ませ、窓も無い部屋でPCと向かい合っていつの間にかそのまま床で寝る事もざらだった。地味だけど必死だった。あの時がなければ今はないだろう。

知人のブログからアップル社のスティーブ・ジョブ氏のスピーチを発見した。スタンフォード大の今年の卒業式での祝辞らしい。彼は自分にまつわる3つの話を通し、過去と現在との繋がりを挙げる。養子に預けられたこと、アップル社から締め出されたこと、ガンと宣告されたこと、このどの悲劇をも将来の成功への種として乗り越え、肯定できる今を掴んできた。彼は言う。「君たちは、今の時点が何らかの形で将来に繋がっていくと信じなくてはいけない」。そして、「自分の内なる声に耳を傾けろ。実はその声や心、直感は自分が本当になりたいものを既に知っているんだ」、と。最後に彼は、若い頃に印象に残った本からある言葉を持ってくる。そこに挿入された田舎道の写真の下にあった、「Stay Hungry. Stay Foolish.」という言葉を。

さあ、今日も頑張ろう。

4thbuilding

(夜の研究室。担当教官の部屋の灯は深夜まで消えることはなかった。負けずに頑張らねば。)

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コメント

この前はどうも。地方政治です。でも僕はDC時代は中央の政策決定プロセスですよ。正確には。地方は総研時代が本格的です。

アップルの人のスピーチ出回りまくっていますね。僕も読みました。YLでお世話になった愛知さんの政策秘書の櫻田淳さんのブログでも触れていますよ。
http://sessai.cocolog-nifty.com/blog/

投稿: コウヘイ | 2005年10月 6日 (木) 08時34分

コウヘイ君ありがとう。
「ドグマ」に関する見方が面白かったよ。
政策決定プロセスならば、比較政治も頑張らないと。

投稿: 政 | 2005年10月 6日 (木) 10時04分

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