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2005年7月 4日 (月)

エネルギーと供給技術

今日は大学院でエネルギーのゼミ。

前回同様に温暖化に関するパネルであるIPCCのレポートが題材。今日も結構一般的な話で、まずはエネルギーの最終用途セクターとして、産業民生輸送と分けてそれぞれのセクターの資源利用・CO2排出状況を分析。

当然ながら産業の占める割合が一番大きいものの、先進国ではシェアが減退している。地域的には冷戦後のドタバタでロシア・東欧が減少してアジアが増加した。この分野では材料のリサイクルなどが消費抑制に効果がある。

民生部門では都市化収入増暖房が主な増加理由。特に暖房は中国の民生分野のエネルギー需要の半分を占める。ちなみに日本やその他先進国では、建物の効率化暖房設備の性能向上などでエネルギー強度は低下している。

また、1990年には一次エネルギー全体の約2割を消費していた輸送セクターでも、効率は良くなっている。ただ個人旅行の増加などから全体としては調べる必要あり。ちなみに日本では当該分野の伸びを抑制しないと京都議定書の基準クリアは難しい。

その他、天然ガスや再生可能エネルギーについて議論。まだまだ利用コストは高いが、短期的には風力、中期ではバイオマス、長期では太陽光が有力。ただ結論としては、結局どの程度まで代替できるかは今後の政策や投資によって左右されるという、得意の不確実性の高いところでしめられた。うーむ

ちなみに、日本が超期待の燃える氷、メタンハイドレードは開発の技術的にまだまだ数十年先になる模様。。

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(燃える氷、メタンハイドレード 写真:東北電力株式会社

願わくば国家ぐるみで石油獲得戦争の上流で産み出す利益を、こちらの技術にまわして欲しい。

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(日本近海のメタンハイドレードの分布 出典:滋賀大教育学部教授 村本孝夫)

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コメント

実はメタンハイドレードに関しては
とりあえず、一通りのことは終わっちゃっていたりする気がします。
で、現在使用されていないということは、コスト障壁が高かったということなんじゃないですかね?

投稿: 圭輔 | 2005年7月22日 (金) 17時40分

あと、不完全燃焼が売りなのが今の大学かもしれませんから。
特に作るけいでもなんでもない学科においては特に・・・

投稿: 圭輔 | 2005年7月22日 (金) 17時44分

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