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2005年6月26日 (日)

エネルギーストック依存型人間圏はどこまで続くか

ヤングライオンズブログから第二弾。

今年の3月末にお聞きした、東大の松井孝典教授の講演に関連しての感想を以下。

最近、一面ではないにしても毎日必ずといっていいほどエネルギー関連の記事があります。

原油の高騰と需要高が止まらず、でもだからといって強力な代替エネルギーが無い中で「これからどうするんだ」といった内容です。短期の手段としてはやはり石油資源に頼らざるを得ず、日本も官民が協力して激化する世界の権益争いで闘おうとしいます。

昨日は東大の松井孝典教授の話を聞いてきまして、松井教授は原子力と石炭のガス化という手段を主張していました。後者は豊富にある資源の効率的活用ということで石油同様にストックに依存するのは変りませんが、究極のエネルギー源としては原子力しかないとの事です。

松井教授の話では、1万年ぐらい前から地球の気候が安定し人類が栽培を始めるようになってストック依存型になったとのことです。その前の狩猟採集の時代はフローに依存する社会ということで、人間はまだ人間圏というものを創ってなく生物圏の中で地球に優しい生活をしていました。

しかし今や狩猟に頼るフローの生活には戻れません。環境も含めていかにストック依存型社会を持続できるかがこれからの課題です。そこでは太陽光や地熱といった自然エネルギーも考えられますが、現在の人口を支えきれるわけがなくやはり原子力の開発は避けれない状況です。

その点で松井教授も言っていましたが、まずは前提をどこに置くかという点が重要で、地球システムとしてある程度維持できる人口や暮らし方で抑えるのか、今のような人口規模・ライフスタイルを追求していくかというイメージがはっきりしないと議論もまとまらないようです。答えは言わずもがなの後者でしょうが、その際にはいかにリスクと共に生きていくかという点になるんでしょうか。

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