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2005年6月26日 (日)

映画のテーマ性(ロボットと環境)と研究

ちょっと前回の記事が重かったので、やや軽いのを以前ヤングライオンズブログに書いたものから以下引用。

今日テレビを付けていたら「マトリックス」をやっていたので久々観てしまいました。
製作は何と1999年との事ですが、今でも十分見ごたえのある内容でした。映像はもとよりそこでのメッセージ性も気になりました。

matrix

(写真: www.amazon.com)

テーマは二つ。人工知能を持ったロボットがやがては自らの意志を持ち、人間を逆にコントロールするようになること。「マトリックス」で驚くのはロボットにとって人間が絶滅の対象ではなく、自分達のエネルギー源となる電池として栽培される対象であることでした。もう一つは人間は他の哺乳動物と異なり、地球にとって天然資源を消費しシステムを破壊するウィルスのような存在であるということ、です。

最初のロボットに関するテーマは古くは「ターミネーター」にも代表されるように結構おなじみですが、科学的には今や非現実とも呼べないような状態に近づいてきたんじゃないかと思います。またロボットの人工知能と言えないまでも、例えば遺伝子、ナノテクノロジーなどの開発の進行によって人間がコントロールできないような細菌が繁殖するというようなリスクもあるかと思います。

後者の人間が環境を破壊するというテーマはこれもよくある話ですが、最近の映画ではロボットなんかが人間を支配する理由なんかにも用いられています。これもしばらく前に観た「アイロボット」では、「人類を守る」という基本指令に従うためにロボットが飽和状態にある人間を少なくしようといった皮肉な結末を導いています。

irobot

(写真: www.amazon.com

どちらも現実味のある話と思えますし、そのようなシナリオを想定して未来図を描き、更にはそのプロジェクトを映画という大きなビジネスにする点もアメリカの戦略性を感じてしまいます。そういう点では、ファイナンスおよび発信という面で映画と政策研究の共同もあり得るなと感じてしまいました。

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