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2005年6月 4日 (土)

授業(集団安保体制)

さて、昨日の二発目の授業です。

まずは先日行って来たサコダ氏の講演模様を説明。当たり前ですがサコダって誰も知らないようで、アーミテージって名前を出しても全く反応無し。一応アメリカの中国への懸念や6カ国会議の意義なんかを話したんですが、皆固まってました。やはり日米安保の基礎を教えとかないと難しいか、と感じた次第です。

授業はようやく、「集団安保体制」の説明について。ようは国連のように加盟国で協力して違反国に制裁を加えるというもの。まずはそこら辺の概念と説明して、国際連盟から入りました。今回改めて調べて見ましたが、国際連盟の欠陥はアメリカが参入できなかった事だけでなくて、軍事的制裁力がほとんど無かった事や、その後も理事国のほとんどが脱退しまった事もあり、その辺の経緯は従来のリアリストvs国際協調主義の葛藤が見えて結構面白い。

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(国連前のオブジェ。出典:Earth Island Institute)

その後、国連の基本的なところを説明しながら前回出した幾つかの検討課題について皆で議論。「国連は無意味か」というものすごい漠然とした質問については、予想通り意見が割れて為になったと思います。要は機能・目的をどこに注目するかで見方も変わってくるという事。しかし国連システムとしてはものすごい広い分野を大きな機関でカバーしているのには改めてびっくりです。

一方、「巨大な官僚機構か」という点についても、実は予算的にはNY市の1/4だったりと意外な小ささにも驚きです。「官僚かどうか」、という点については職員の処遇なんかに興味があったようです。ちなみにとりあえずネットで調べると「給与への課税の有無」についてはやや情報が錯乱しているようで、(おそらく)信頼できる国連サイトでは「課金」という形で天引きされているようです。同じく国際機関の世銀で働いている友達の話からは、もう少し待遇が良かったよな、と感じたんですがまた機会あればもう少し細かく調べます。

なお、授業については今後出欠は一切とらない事を断言。自分の経験からも、勉強する意味も分からず意欲も無しという状態では絶対に何も残らないし、お互い時間の無駄になってしまうからということで。但し出席するからには緊張感を持ってもらって、こっちも気合いれて教えていこうと思います。同僚の講師からは「生徒が激減するんじゃない?」と言われましたが、工夫次第でまた増えるでしょう、と楽観視してます。

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