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2005年5月28日 (土)

授業(同盟)

昨日は「同盟」についての続き、「なぜNATOや日米同盟が冷戦後も存続しているか」という点について講義してきました。

その前に、先週末の「対テロ会議」の報告を。説明の中で皆に「テロ戦に参加するか、反対するか」という聞き方をしたら後者が圧倒的でした。やはり、脅威が高まるのに懸念をもっているようです。そこでこちらから「何がテロ戦なのか、テロとは一体何なのか」といった基本的な所が曖昧になっていることを指摘。反応はどうだったんだろうか。現状こちらからは、生徒がノートに書いているかどうか、ぐらいしかほとんど判断基準が無いのが辛いっす。ただ徐々に発言が出てきたことは嬉しいことでした。

その後NATO、日米同盟の存在意義について講義。たとえソ連などの共通の脅威が無くなっていても、実は同盟そのものがシステム化していることを説明。つまり同盟がお互いもしくは地域の安保を維持する制度として定着しているので、無くなった場合の不安定要素を考慮しなければならない。更に相互拘束という点で、お互いを共通のルールで縛ることによってリスクの増大を防ぐという観点も説明。NATOについては米国だけでなく、統一ドイツや(将来的には)ロシアもこのような目的での取り扱いになるでしょう。一方日米同盟については前者的意味合いが強く、東アジア地域の安保にスポっとシステムとして取り込まれている面を説明しました。

最後に、課題として集団安全保障体制としての国連について、いくつかの「素朴な疑問」(以下)を考えてくるよう投げてきました。さて、どの程度の議論が返ってくるか、楽しみです。

[Yes/Noおよびその理由を]

1.         国連は無意味か

2.         米国と国連の関係は今までになく悪い

3.         ブッシュ政権の先制攻撃論は国連では認められていない

4.         国連平和維持活動は失敗である

5.         安全保障理事会は拡大すべき

6.         国連は米国の主権に対する脅威である

7.         国連は巨大な官僚機構である

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