« 政策空間勉強会(テロ対策) | トップページ | FEER誌との面談 »

2005年5月24日 (火)

石油価格の決定

昨日は朝国会に寄った後、午後は大学院でエネルギー関連のゼミに出席。

トピックは「石油開発への投資」という点について経済学的な見地から分析したもの。新聞とかで言われるような、価格だけに焦点を絞って「製油所が足りない」とか「投機資金が増えている」と言った原因を分析するのでなくて、もうちょい一般的な理由についての論文を題材に皆で議論しました。

石油価値の決定は、「確認埋蔵量」の大きさつまり希少性によるところが大きく、それから開発コストを引いて資源使用料として決定される。難しいのはこの埋蔵量が一定でなく、これまで何度も増加してきたことで、実際1973年までは中東を初めとした発見ブームによって価格は実質上低下しました。つまりインフレの影響を考慮しても価格は結局一定に保たれていたのです。

そしてこの埋蔵量の不確実性のために発見・開発コストも予測が難しいという面もあります。それには油田の年齢や原油の質にも左右され、更に税金等も考慮に入れた上で将来割引率から現在価値を決定するといったプロセスで初めて何十年にも渡る投資が行われるようです。

といった事が大まかな内容だと思うのですが、とにかく論文自体がひじょーに読みにくいのには参りした。数式なんかが理解できないのは自分のせいとしても、全体の流れとか結論も余りはっきししないし、それぞれの文章が一読では理解できません。おかげで、ゼミの議論も一行一行をなぞっていくような感じで全体像が掴めずに終わってしまいます。経済とか理系の論文はこんなものとすればそれまでだけど、こんな複雑な文章ばっか読んでいるから勉強している方も説明が下手になってしまうのでは、と嫌な因果関係を考えてしまいました。そう考えると、留学中に読んだクルーグマンは本当に分かりやすいし面白かった。

|

« 政策空間勉強会(テロ対策) | トップページ | FEER誌との面談 »

エネルギー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106690/4257786

この記事へのトラックバック一覧です: 石油価格の決定:

« 政策空間勉強会(テロ対策) | トップページ | FEER誌との面談 »